
Room 206
206号室
やぁ。ここでは、"君"に協力してもらった観察記録についてまとめているよ。
彼らへの質問も僕が代わりに聞いてきてあげたんだから、少しは感謝して欲しいのだけど。
挙句の果てには「まだいたの?」って顔をされたんだから。本当、みんな冷たいよね。
※全ED回収後の閲覧を推奨


▼ルカへの質問・メッセージ
Q. ルカくん……アデルくんのことどう思ってるの?
A.
ん……?どう思ってるも何も……アデルはアデルだよ。
ルカくん美少年すぎて最後にカラーの立ち絵が見られた時に死んじゃいました。ありがとうございます。
A.
そうかな?
自分の容姿についてはよく分からないけど、褒められて悪い気はしないね。
こちらこそありがとう。でも、出来れば死なないで欲しいかな。
Q. ルカくんもクレイ先生の所業を知ってしまったわけですが、今後どうするんでしょう……。
A.
うーん。どうしよう。
実はミシェルさんとも話したんだけど、まだ答えが出てなくてね。
『ルカくんも一緒に住む?』とか言われたけど、丁重にお断りしたよ。
あの人、面倒見良すぎない?アデルから聞いた話と全然違った。
……ちょっと心配になるくらいだね。でも、だからこそアデルを任せられるなって思ったんだ。
あの人って、多分……。
とりあえず僕は、先生が何らかの形で去るまではもう少しハイゼンベルクにいるかな。
もう時間の問題だと思うけれど。
なんだかんだルカくんが一番闇深そうで心配です。アデルくん助けてあげて……。
A.
闇?いやいや、そんな事ないよ。
アデルには十分助けられているし、僕が彼に求める事なんて何もない。
ただ元気でいてくれたら、それで良い。
そんな事あります。光属性に見えますが、内に抱えているものは結構闇。
特に彼は無意識的に「アデルの幸せ」に執着しているので、例え自分が不幸になろうがアデルの幸福を優先します。
それでも、自分の幸せ=アデルの幸せなら、自己犠牲さえもルカにとっては幸福なのかもしれません。
もしもアデルが本気でシュテルンツェルトに行くのを嫌がっていた場合は、全力で協力したでしょうね……。
Q. ルカの両親ってどんな人だったのでしょうか。
A.
ごめん、その質問はまたにしてくれるかな。
実はルカ、そもそもクレピュスキュールの人間ではありません。
彼はクレピュスキュールの隣国出身の少年です。(当作品に名称は登場しません)
「この辺じゃ珍しい金髪に青い目」というのがこれに当たり、外国語が得意なのもこの為です。
アルビノがピックアップされていた上に、金髪碧眼以上に目立つ色をした生徒がいる為印象が薄かったと思いますが、ルカほどの明るい金髪と、淡い碧眼というのがクレピュスでは結構珍しい存在でした。
母親はピアニスト、父親は隣国の国務大臣。恐らく全キャラクターの中では最も裕福なお坊ちゃんでした。没落貴族。
アンデル家・カレン家をも凌ぐのではないかと思います。
裕福キャラがインフレする上に、本編とは関係ないのでこの話は出しませんでした。
ただし小学生の頃には既にクレピュスのハイゼンベルクという小さな孤児院に居る時点でお察し頂けるかとは思いますが、両親は幼い頃に他界しており、特に母親に至っては自殺。兄弟や祖父母などの親類もいません。(いないことはないんですが)
貴族時代の話はこちらで読めます。
Q. ルカくんはシュテルンツェルトのメンバー(フランやエリアス)に対して疑念や嫉妬心を抱いてましたか?
ルカくんが持ってるシュテルンツェルトへのイメージを聞きたいです!
A.
まぁ、少なからず羨ましい気持ちはあったよ。
2人と初めて話した時、本来なら僕が傍にいてあげられたのに、とは思ったかな。
でも、2人のお陰でアデルも楽しそうだったし、何事もなく……とは言えないかもしれないけど、
ともかく無事に再会出来たから感謝もしてる。
シュテルンツェルトは……そうだな。
最初は皆と同じように名誉ある名門校だと思ってた。
でも、アデルがハイゼンベルクを去って、ソリストの噂を聞いたり新聞記者の人が僕の元へ取材に来てからは、
全くそう思えなくなったね。
名門校の闇というか……きっと何かがあるんだろうなって思ってたよ。アデルからの返事も来なかったし。
ただただ心配だったよ。
Q. ルカ君による他の人の評価ってどうなんだろうって思いました。
A.
うーん……。
記念式典でシュテルンツェルトに来るまでは、別に何とも……。
唯一レニーくんがちょっと気になってたくらいかな。
正直今でも心配はしてるんだけど……アデルがあの様子なら、多分、大丈夫だと思う。
Q. SSを読みました。ルカくん最高過ぎますね……#5で若干不穏さを感じたんですが、ルカくん、今出身国に帰ってる……?
A.
……そうです。今更呼び戻されてて……でもすぐ帰ります。僕はクレピュスにいたいので。
補足すると、ED1後暫く経ってから一時的に母国に帰っています。
もうすぐ帰ってきますが……その先は、実は次回作で分かります。
ルカくんが好きです。アデルと幸せになって欲しい…。
A.
アデルと幸せに、か。そうだね。そうあれたら良いんだけどね。
作者はアデルとルカの乙姫と彦星みたいな距離感が結構好きだったりします……(笑)