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Image by Kelly Sikkema

Artificial Intelligence
生成AIについて

翡翠の紅茶屋における生成AIとの付き合い方について

​当ページを閲覧頂きありがとうございます。

生成AIについて明言すると、一部の方に目を付けられたり攻撃されるリスクがあるのも承知の上ですが、それよりも日頃応援してくださる方や本作に携わって頂く方の信頼を守ること、不安を抱かせないことの方が重要だと思い、こうして筆を執りました。

(それでもやっぱり怖いものは怖いので、このページを拡散したり話題にするのはお控え頂けると有難いです。

弊サークルの関係者様に意志が伝わればそれで充分ですので……!)

結論から申し上げますと、私紅屋翠、及び翡翠の紅茶屋は、一切の「無断生成AI作品」を使用しないこと、また、「無断生成AI使用者、及び企業」との関わりを持たないことをお約束します。

以下はその経緯になります。

まず、本作ボイスドラマ企画のCV選考時に応募条件として禁止していたのは「生成AIを使って作品を生成すること」「生成作品を(継続的に)使用していること」です。

例えばご自身で生成を行っていなくても、配布されている生成作品を使用した場合には後者に該当します。

しかし、中には「声優活動以外の場所で使用している方」や「出演作品や企業、事務所等が生成AIを使用している」という場合もあります。

そこに関しては、私個人の意志が及ぶ範囲ではありませんので、「今回の禁止条件」には当たりません。

ただ、完全なる個人的な感情で言えば心証はあまり良くありません。

では何故このような条件を設けたかといえば、一番の理由は「Sacred Syndrome」を守る為であり、同時に本作関係者様のトラブルを防ぐ為です。

第三者の著作物を少しでも侵害する可能性があるものに触れている」。これが、トラブルの種になると考えました。

例えば、使用した生成AI作品が、意図せず誰かの模倣品であったら。

それを理由に、声優様が作家様から言及されたり、第三者から攻撃をされたら。

現在の生成AIは色々な面において多数の問題を抱えており、いつどこで誰を刺激するか分かりません。

それが声優様を越えて、関わっている作品やキャラクターに飛び火しないとも限りません。

保身と言われてしまえばそれまでですが、それでも大切な作品を安易に扱うことは出来ませんでした。

本企画では、キャラクター数の関係上、携わって頂く声優様の数が十数名を越えます。

反響次第では、今後さらに増える可能性もあります。

たった一人で大人数と関わる以上、ほんの少しでも自作品のマイナスになり得る要素は予め排除しておきたいというのが私の思いでした。

現状の生成AIは世界的に様々な点が問題視されています。

それは主に第三者の著作物が無断で学習元にされていることに起因します。

これは何も絵に限った話ではありません。

音楽、声優、俳優、コスプレイヤー、一般人の写真、論文等、様々な分野で生成AIトラブルが絶えない状況である事は、現在多くの方が目にしていると思います。

厳密な法整備が行われていない現在の段階では、「こういう方法なら法律には抵触しない」というような使い方もあるのかもしれません。

しかし、「違法ではないこと」と、「大衆がどう感じるか」は別問題だと思っています。

そして何よりも、これは今や仕事を受ける上での信用問題に関わるレベルだと感じています。

私は自身がイラスト業に携わっている身として、クリエイターとして、そのどちらもを侵したくありません。

そういう考えで、改めて生成AIと、それを使用する方との関わり方を改める決意をしました。

ただ、こうして徹底することを決めたのがCV募集開始のタイミングでしたので、それ以前から交友がある方の中には一部生成作品を使用されている方もいらっしゃいます。現在制作中の「Dear My Schadenfreude(ディアフロ)」に関しても同様です。

これは私自身の確認不足も原因の一端です。

その点においては不公平に感じられる方もいらっしゃるかもしれませんが、予めご了承頂けましたら幸いです。申し訳ございません。

また、最後になりますが、現在私の身近で生成AIを使用している方に対して「攻撃するような意図」はありません。

ただ、無断生成物によって世界中で発生している犯罪や、作家様達の悲痛な訴え、企業による訴訟問題等を、どうかご自身でもご覧になって頂きたいとは考えています。

生成AIについては、まだまだ知られていないことが沢山あります。

今はまだ、「使い方の問題」と言える段階ですらないことを、私も最近になって実感したところです。

尚、今後方針を改める予定のある方は、再び弊サークルのCV募集などでお声掛け頂けたら嬉しいです。

現に、私の身近には最近になって使用を改める決断をされたクリエイター様も沢山いらっしゃいます。

長くなりましたが、以上を踏まえ、翡翠の紅茶屋、及び紅屋翠に関しては、今日以降生成AIとは更に距離を置く所存です。

​生成AIを使用している方へのご依頼は致しませんし、こちらもお仕事をお受けすることが出来なくなりますので、予めご了承ください。

自分自身は触れなければ良いだけ。でも、使用している方とはどう付き合っていくべきなのか。

最近ずっと思い悩んでいたことです。

一個人の戯言ですが、何卒ご理解の程宜しくお願い申し上げます。

2024.04.10 紅屋 翠

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