Dear My Schadenfreude
ディア マイ シャーデンフロイデ
それは、とてもとても甘いもの。
Story
内気で無口な兄ヘンゼルと、ちょっぴり我儘だけど世話焼きな妹のグレーテル。
よく似た顔に、よく似た声。
揃いの亜麻色の髪とミントグリーンの瞳は、彼らが双子であることの証だ。
ある日、ヘンゼルが言う。
「ねぇ、グレーテル。
あの森のずっとずっと奥に、お菓子の家があるんだって。……二人で行ってみない?」
いつも口数の少ない兄の提案に、グレーテルは内心驚きながらも快く応じる。
「あの童話の主人公みたい!」
そして二人は、森の奥へと向かう。
おとぎ話のようなお菓子の家など、存在するはずもないのに。
Character
Hänsel Le Roux (ヘンゼル・ルルー)
銘菓『ノエル・ルルー』の息子。
寡黙で冷静な双子の兄。
表情に乏しいが、きちんと喜怒哀楽はある。
チョコレートが好物で、ほぼ依存症。
お気に入りはFreude(フロイデ)の板チョコ。
最近よく遊びに来る黒猫の影響で、猫も好きになった。
別に今更何をしようという気はないが、とある事に辟易としている。
「この世で一番甘いもの。
それがあの家にあるって聞いたんだ」
Gretel Le Roux (グレーテル・ルルー)
銘菓『ノエル・ルルー』の娘。
少々強引だが世話焼きな双子の妹。
店の看板娘として地元で評判の美少女であり、町の人気者。
兄に対し少々特殊な感情を抱いているが、本人は無自覚。
やや思い込みの強い側面があり、同時に妄想癖も伺える。
常に兄を気に掛け、困ったことがあれば率先して助ける。
ヘンゼルさえいてくれれば、彼女はそれでいいのだ。
「私はチョコレートなんか要らない!
ヘンゼルさえいれば、それで満足だもん」
Hänsel (ヘンゼル)
お菓子の家で出会う、主人公と同じ名前の少年。
何故か少女の装いをしており、体の傷が目立つ。
主人公達よりも小柄で幼く見えるが、言動は達者。
「姉のグレーテル」を探しているらしい。
「びっくりした?俺は男だよ!
そんなことより、どこかで姉ちゃん見なかった?」
Lorenz (ローレンツ)
お菓子の家の周りをうろつく怪しげな美青年。
綺麗な身なりをしているが、貴族というよりはその使用人のようにも見える。
誰かを探しているように見受けられるが……。
「おいお前達、何故ここに?」
■■■■■ (???)
外国へ引っ越してしまうという友人の為、ノエル・ルルーに送別の品を買いに来た青年のお客さん。
ショーケースの前であまりにも長時間悩んでいるので、ヘンゼルが声をかける。
「あっすみません!決して冷やかしではないんですが……
一人じゃなかなか選べなくて」
Liquorice (リコリス)
ヘンゼルの元へ遊びに来る黒猫。
その真っ黒な姿から、リコリス菓子(サルミアッキ)の名を付けられ可愛がられている。
何故かグレーテルがあげたものは食べないらしい。
■■■■■■ (???)
物語の途中、出会うかもしれないし出会わないかもしれない謎の少女。
「ここはシナモンと蜂蜜の香りがするねー。
私はどっちも好きだよ!」
Genre
謎解き探索サイコホラーADV
グリム童話「ヘンゼルとグレーテル」を題材としたフリーホラーゲームです。
但し、実際の童話内容には沿うものではなく、あくまで名前の同じ別人として描きます。
主人公とメイン操作は兄ヘンゼル。
実家のお菓子屋さんのお手伝いをしたり、お菓子の家を探索したり。
場合によってはグレーテル視点になるシーンもあるかもしれません。
前作「Sacred Syndrome」との直接の繋がりはないので、今作からでもOK。(多少の前作ネタを含みます)
今作も読み物や会話パート多めです。
ただし、残虐描写のほか、一部性的表現や特殊な要素が含まれる為、前作よりも強めに15歳以上推奨です。
Play Time
約3~4時間(予定)
ストーリー自体はあまり長くないので、謎解きさえ詰まらなければ恐らくこのくらいだと思います。
Ending
エンディングは1つですが、会話のバリエーション、実績などは多めに作る予定です。
また、別視点のエピローグも予定しています。
OS
Windows10
現状ではDL版を予定しています。スマホでのプレイは検討中です。
※画像や内容は開発中のものであり、予告せず変更する場合がございます。